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なじめないスタッフへのアプローチから得られる宝物とは?

 みなさんは新人が「職場になじんでいないなあ」 と感じられることはありませんか?多くは、報・連・相の不足や患者やスタッフと気軽に話せない、業務上の質問がでてこないなど、自分から周囲に積極的に関わる姿勢がみられないことをいうのではないでしょうか。

他にも患者さんや先輩スタッフに対する非常識な言動も「なじんでいない」とみなされているようです。ここでは、なじめないはなぜ起こるのか?

どんなアプローチが有効なのか?ということについてみなさんと一緒に考えてみたいと思います。  ※報告、連絡、相談のこと

Q1 「なじめない」はなぜ起こるのか?

  メール文化と対面式のコミュニケーションの減少

私の子供が小学生の頃、友達を遊びに誘うのにメールを使っていてとても驚きました。私が幼かった頃は「あ・そ・ぼ~」というかけ声で家まで誘いに行ったものでした。

子供になぜメールで誘うの?と聞くと、本人から直接「遊べない」といわれるとがっかりするからという理由でした。

約束を断る時、大人の私たちでさえ、顔の見えないメールの気楽さに逃げたくなることもあります。でも断るのにメールでは失礼かもしれないと考えて、直接会う、電話で話すというコミュニケーション方法をとるということはないでしょうか。

最近は他業種の職場でも、気持ちを伝える必要がある内容をメールで送ってしまい、関係を損なうということがよく起こっているようです。

若者にとってはメールという道具は幼い時から日常的に使われています。便利だし「言いづらいことはメールで」と、つい人と対面することから逃げていることに気づかなくなってしまっているのかもしれません。

そうすると必然的に断ったり断られたりとさまざまなやりとりを経て、お互いの関係を発展させていく機会が減ってしまいます。じかに人と向き合うことに慣れていないため、ぶっきらぼうな振る舞いになったり、挨拶や問いかけの少ない不作法な対応をとったりということが起こってしまうようです。

このような視点から見ると、人との関わりから逃げることのできた学生時代から、人と深く関わる看護師への就職は、かなりの高いハードルになってしまったのかもしれません。

 価値観の多様化と共通項の減少

人とうまく付き合おうとするとき、“共通項”という大切なポイントがあります。共通項とは、犬好きとか甘い物が好きだとか学生時代の部活動が一緒であるといった“相手と共通することがら。

共感できることがら”のことをいいます。みなさんは、職場のスタッフの方々との共通項をいくつあげることができるでしょうか。

私が看護師だった頃、患者さんと同郷で地元の話で盛り上がり、思いがけず一気に親密になれたということがありました。

人は相手の情報が少ないと警戒心が働いて心を開けませんが、共通項があると親近感がわき、すぐに仲良くなれたりします。

関係がよい職場では、お互いに共通項を共有している場合が多いようです。現代は情報も物もあふれており選択の幅も広いため共通項も見つけにくい時代だと思います。

私が高校生の頃は好きな女性歌手といえば、聖子ちゃんか明菜ちゃんなど、数名だったように思います。今は歌手からアーティストと呼び名も変わり、曲のジャンルも幅広く、その数も覚えきれないほどです。

選択の幅が広がるということは、より個人の価値観に見合ったアーティストを探せる利点もありますが、大人数の中から合う人々を探すのは簡単にはいかないということでもあります。

最近は共通項や価値観を共有するのが大変であり同世代の間でもコミュニケーションギャップがある時代です。そうであれば、世代が違えばなおさらそのギャップは大きくなるのではないでしょうか。

つづく

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